小指側で軽く握る・・・不思議な力
今日、心身統一合氣道会の特別稽古会があり、そこで小指側で軽く握る重要性を改めて学んだ。
杖を使った稽古を行う中で、バドミントンのラケットを持つ時や、野球のバットを持つ時も同じだなあと思った。
ラケットも親指側で握ると動きが硬くなるので、小指側で握ります。しかも軽く、ふんわりとソフトに支える程度で持ちます。
その方がラケットワークがしやすい。
実は親指で握ると、前腕親指側(橈側)から肩周辺(三角筋や僧帽筋)に力が入るので肩のが上がり何かを背負ったようになりやすいので、腕のスウィングスピードが落ちるし、肩や肘への過緊張につながり、痛みが出やすい状態になったり、なりより疲労が起きやすいことが予想される。
しかし小指側で握ると小指側から背中(広背筋)から丹田へのラインがつながる感じがします。
この状態では、肩への過剰な力みは入りにくく、スウィングスピードを落としにく位ことが可能となることが予想されます。
結果、肩や肘に可能な負担がかからず障害につながりにくくなることが考えられる。
また、この丹田と感じる部位は心身統一合氣道でいう、臍下の一点というのかもしれない。
臍下の一点
天地は無限の半径で描いた無限の円周である。これを集約したものが我であり、さらに集約したものが臍下の一点である。
我々は天地の中心の一点を、下腹に包蔵しているのである。
この一点に心をしずめ統一し、天地に向かって無限の氣を発しよう。
とある。
合気道を通して、小指側をうまく使うことを改めて学んだ稽古でした。