フェルデンクライス・メソッドについて

幸せとはと聞かれると、私は迷わず、
「いつでも、どんなときでも自分らしくいること」だと答えます。

自分らしくいるからこそ、
スポーツを楽しむことができるし、
仕事もできるし、退屈がありません。

しかし現実を見てみるとどれだけ多くの人が、生きづらいと感じているか?
自分らしさを出せず、生きづらくなってしまうと心身ともに疲弊してしまい
痛みや緊張をはじめ、身体に様々の問題を引き起こします。

フェルデンクライスメソッドは、体の動きをとおして自分自身のことを知り、
自分らしさを引き出すソマティックエディケーションです。

ソマティックとは、「soma=生き生きとしたカラダ」という意味を持ちます。
そして、「ソマティック心理学」「ボディ・サイコセラピー」ともいわれる心理療法のジャンルや、
「ソマティックス」「ボディワーク」と呼ばれるジャンル、
また、「ダンス/ムーヴメント」のジャンルなどを含んだ、
「心身の統合」に関する領域の総称として使われています。(日本ソマティック心理学協会より)

つまりフェルデンクライスメソッドは、心身の調和と統合を図り、
「いつでも、どんなときでも自分らしくいること」をサポートしてくれます
ここが、私がこのメソッドの最も氣に入っているところです。

フェルデンクライス メソッドは、人間の機能、発達、学習の理解をベースにした
大変ユニークで、かつ洗練されたアプローチです。
動きやその感覚をから新しい動きのバリエーションを探索するこのメソッドは、
シンプルで効果的な方法と、応用の広さが特徴です。

よって、フェルデンクライス メソッドは

健康づくりと老化の予防のために
幼児・児童など、学習能力や潜在能力の開発のために
ダンス・演劇・音楽などの表現力・創造力開発向上のために
スポーツ・武道などの上達、動作の安全性・効率性の向上のために
けがや障害のある人の機能訓練の一環として
ストレスから心や身体を解き放つために
高齢者の自立生活実現のために

などなど幅広い分野で応用し活用されます。

フェルデンクライス博士

1904年旧ロシア領ポーランドに生まれ、イスラエルで開拓者として肉体労働に従事。パリ・ソルボンヌ大学で工学・物理学の博士号を取得後、物理学博士としてジュリオ・キュリーの研究所で働く。スポーツの愛好家としても知られ、日本柔道の創始者としても名高い嘉納治五郎先生からパリで柔道を習い、西欧人として初めての黒帯取得者のひとりとなる。その後、フランス柔道クラブを創立し、フランス柔道連盟の会長を務めるなどスポーツ界にも尽力した。しかし、サッカーなどで膝を故障し、当時の医学では固定するしか対処のすべがないことを知り、どうしたら再びスポーツ活動が自由にできるかを、物理学をはじめ大脳・神経生理学、生理学、解剖学、心理学、精神医学、系統発生学、ヨーガ、柔道などを基に探求していった結果、現在のメソッドの基礎を確立し、再びスポーツ活動ができるようになる。そのことは周囲を驚かせ、教えを乞う人が次第に集まるようになり、1940年代に現在のメソッドとして確立した。(1984年没)

主な著書に下記がある

Body and Mature Behavior(1949)

Awareness through Movement(1972:邦訳「フェルデンクライス身体訓練法」)

Nora’s Case(1977:邦訳「脳の迷路の冒険」)

The Elusive Obvious(1983)

The Master Moves(1984:邦訳「心をひらく体のレッスン」)

フェルデンクライスの言葉としては下記の言葉が知られている

不可能を可能に、可能を容易に、容易を優雅に

あなたがしていることを知れば、あなたは望むことができる

動くことは生きることであり、動きがなければ生きることは不可能だ

人間は常に学習する能力によって変容する可能性を秘めている​

 

メソッドのレッスンには、ニーズに合わせた二つの形式があります。


「動きを通しての気づき」(ATM : Awareness through Movement)というグループレッスンと、

 

 

 

 

「機能の統合」(FI : Functional Integration)というマンツーマンのレッスンです。

 

 

 

 

どちらの方法も、神経可塑性をベースに、より有効性の高い知的な行動に向かって自己を再組織化するプロセスを助けるためのものです。
フェルデンクライス メソッドは、私たちひとりひとりが本来持っている知性を喚起し、それを利用できるようにしていきます。