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筋肉は伸ばされると戻る力が発揮される。
筋肉は伸ばされると、元の長さに戻ろうとして筋収縮を発揮する。
例えば、野球のピッチャーの胸が伸ばされるた後に、戻ろうとしてスウィングが起きるのがそれである。
滑り説
滑り説(すべりせつ)は、筋収縮が進行するメカニズムとして提唱されている学説である。
筋収縮は、筋線維の中の「太いフィラメント」と「細いフィラメント」という2種類のミクロな線維状の構造が滑り合うことによって起こると考えられています。
この太いフィラメントと細いフィラメントがお互いに滑り合い、筋節の中央方向に向かって力が発生することによって収縮が起こり、筋力として発揮されます。
至適筋節長
最大張力を発揮するために一番いい筋節の長さ、これを「至適筋節長」といいます。筋節長というのは、筋線維の長さと同じ意味なので、筋線維として力を出すのに一番いい長さであるとも言えます。
至適筋節長は、各部位でも、関節の角度でも変わってくると言われているので、どの位置がもっとも至適筋節長となっているのかという絶対値ははっきりとはわかりませんが、感覚的にはリラックスした状態とも表現できそうです。
リラックスした位置
リラックスした位置とは、体全体と見たときに無駄な力みがなく、いつでもすぐに動ける状態で入れるところ。
フェルデンクライス博士は、この状態をActure(Postureに対する造語)と呼んでいます。
脊柱の周りの筋肉はリラックスが重要
野球やバドミントンを行うとき、脊柱周りの筋肉のリラックスは重要。
速い動きや反応するときには、全身の力を抜き、身体の重さを最下部におけるような状態を作ることが重要。
図のようにリラックスすれば、収縮幅がひろがり、その分収縮力がアップするのです。
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