スウィグの腕は勝手に振られるように・・・桑田真澄

桑田真澄さんが藤波選手への助言が素晴らしかった。

さすが、私のもっともモデルにしていた偉大なる投手!

藤波選手へのの助言で、

スウィングする腕は勝手に振られるように身体を使わなくてはならない。

そのことを自転車に例えて、

自転車でスピード出すには?

ハンドル頑張る?

足頑張る?と質問!

当然、足が頑張りますよね!

自転車のスピード出すのに、腕を優先的に頑張ることはしない。

ピッチングはじめスウィグ系の動作はほぼ共通していると思っています。

バドミントンのシュマッシュやハイクリアも同様です。

腕を早くスウィグするために、腕力を優先的に使うのではなく、腕は勝手にスウィングされるように使うのです。

スウィングする時はでんでん太鼓のように腕は勝手に振られるように身体を組織化することが大切。

 

 

桑田真澄さんと藤波選手の対談!

動き

上肢と身体は鎖骨で繋がっている

実は腕は肩甲骨を通して鎖骨としか連絡を持っていないのです。

もっと頑丈なところと繋がっているイメージがあると思いますが、鎖骨が胸骨と連絡して身体と繋がっているのです。

腕は肩甲骨を介して鎖骨につながり

鎖骨は胸骨を連絡して

胸骨は肋骨と連絡して

肋骨は後ろで背骨と連絡する形で腕と身体は繋がっています。

スウィング動作において鎖骨と身体の繋がっているこの部位の機能は重要なのです。

特に肩甲骨と胸郭が分化して機能することはパフォーマンスをあげることやスポーツ障害を予防する上でも大切なことです。

動き

Flexibility & Strong Spine

背骨の柔軟性と強さという相反する機能は投げる動作、打つ動作などスウィング動作には重要な要素です。

この機能を獲得する一つのプロセスを紹介!

胸骨・・・サーフボードのように

胸骨の位置

胸骨はちょうど身体(胸郭)の中心に位置して、肋骨を介して背骨と連結しています。

胸骨動き

つまり胸骨がサーフボードのように前後・上下・左右・8の字に自由に動くということは肋骨がアコーディオンのように動き、背骨はしなやかに動けることとでもある。

胸骨のつながり

胸骨は鎖骨を介して肩甲骨から腕へとつながります。

また、胸郭が柔軟に動けるということは、横隔膜を介して腸腰筋の機能を高めることにもつながります。

つまり

胸骨が自在に動くということは、腕をしならせ、下半身を力強くすることに関連する。

Arm Swingには重要

胸郭がしなやかに動き、胸をしっかりと張った状態になれることは、まさに野球のピッチングやバドミントンのスマッシュやハイクリアでのArm Swingには必要不可欠な要素なんです。

私はこのことをフェルデンクライス・トレーニングコースを受講中に経験し感動したことを今でも覚えています。

胸骨を意図的に作動させることで、胸骨に隣接する肩甲骨を働かせることにつながる。このことで肋骨を含む上半身の自由性が生まれたり、腕の可動生を広げることができる。そして、胸骨を通した脊椎の運動は骨盤への連動を促し下半身の自由性や強度を増すのである。・・・日野晃

新世紀身体操作論【考えるな、体にきけ! 】本来誰もに備わっている“衰えない力”の作り方!

感情

肩甲骨を自由に・・・立甲

中学生のころテレビで見たかっこいい肉体!

まさに男の憧れの肉体

ブルースリー

ドラゴンへの道より

映画の中でブルースリーがトレーニングをしているのをみて、よく真似ていたのが立甲(と言うらしい!)

ドラゴンへの道より

はじめはなかなかできなかったけど、コツをつかめばすぐにできるようになったのを記憶している。

この立甲のいいところは、肋骨と肩甲帯を分化させてくれる。

分化できるということは、体幹からのエネルギーを腕にしなるように伝達しやすい状態を提供してくれる。

つまり、体幹の回転運動が遠心力が働いて腕がでんでん太鼓のように使えるようになる。

でんでん太鼓で高速スウィング

でんでん太鼓のように使えれば、肩肘への負担は少ないので障害を起こしにくいし、パフォーマンスが向上することも期待できる。

なぜならば、自然の勝手に起こる動きなので、人の筋骨格に沿った動きになるから。

 

たぶん、ブルースリーを見てから、肩がつよくなったかもしれないなあと振り返る(笑)

私が小学生5年生でソフトボールを始めたのだが、その時はボールを20メートルくらいしか投げれなかた(泣)。

中学1年生でもたかが知れた距離しか投げれなかったのが、2年生後半では100メールくらいは投げていたので(笑)。

まあ、因果関係はよくわからないけどね!

 

しかし、多くの野球やバドミントンで上肢障害をはじめ身体にトラブルを抱えている選手の多くは肋骨と肩甲帯が分化できていないことが多い。

この肋骨と肩甲帯の分化は投球だけでなく、バッティングなどのスウィングやランニングの時の身体の使い方にも役に立つ。

写真は、高校生に肩甲骨の動きを覚えてもらっている様子。

 

ブルースリー・・・ドラゴンへの道から立甲のモデル的な動きを!

 

肩甲骨の分化エクササイズ

有名な前健体操で、分化された動きを身体にインストールし、自分の身体になじませる。

リラックスするほど強くなる

先日、このような図に出会った。

リラックスした状態が筋力の発揮することをイメージしやすいので感動した。

Stiffは筋肉が緊張して硬くなった状態

Freeは筋肉がリラックスした状態

矢印の幅が筋肉の収縮幅を示す。

筋肉は収縮することで筋力を発揮するので、その幅が大きいほど、筋力は大きくなる。

人は無意識のうちに緊張が高ままったままのことが非常に多いので、まずはリラックスすることから。

フェルデンクライス・メソッドは自身のリラックスした状態を知るためにも大いに役にたつレッスンである。

感情

スウィング動作に必要な姿勢

ボールを遠くまで投げる時、バドミントンのシャトルを力強く打つ時には身体はリラックスしつつ、安定した力強さが必要。

一見矛盾に思える身体の状態が必要。

積み木を重ねているように自分の骨格で支えているイメージ。

しかし、その積み木も重心がずれていれば、たちまち崩れるので骨格が身体の重さを支えていなければ、筋肉を緊張させて支えなければならない。

私が学んでいる心身統一合気道会会長の藤平先生の書には「人間の体格、骨格など一人一人が違います。その身体に応じてその人が最も楽で、最も安定して、もっとも持続できる姿勢」が統一体であり、自然と調和した自然な姿勢と言われています。・・・「3秒つま先立ちで疲れない体になる」より

自然と調和した姿勢(統一体)は、ちょうど木がどっしりと立つことができるのは、その木の下には根が地中深く広がっているのと同じイメージです。

または自分の中心軸と地球の中心軸が一緒になったイメージです。

これは、心身統一合気道会で学ぶことに「心身を統一し、天地に任せ切った時、人間本来の偉大なる力を発揮できるのである」ことに通じるものと考えている。

 

リラックスして、調和した状態になると・・・

スウィングはでんでん太鼓のように

ボールを投げる動作

バドミントンでシャトルを打つ動作などスウィング系の動きを、より滑らかに、より力強くするには腕をでんでん太鼓のように使う練習をするとよい。

腕をスウィングするには、脊柱を回転させることで腕にかかる遠心力を働かせる。

動画でも分かるようにでんでん太鼓の支柱が回転することで、その支柱に対して直角に遠心力が作用して太鼓を叩いています。

この遠心力が最大限に働くことで、腕の高速回転が可能になるのだが、そのためには身体の緊張は最小限にとどめ、可能なかぎりリラックスすることが必要。

そのステップは

ステップ1:フェルデンクライスレッスンで身体感覺を高める

ステップ2:ファンクショナル・エクササイズ(脱力エクササイズやでんでん太鼓エクササイズ・サークルクラッチなど)

ステップ3:ピッチャー・ムーヴメントと進めていく。

Good useな姿勢・・・姿勢・動作の階層

さまざまなスポーツにおいて姿勢は重要な要素です。

姿勢が悪いと、動作においてバランスを崩しパフォーマンスが下がる。

しかし、ここでは見た目の左右対称の要素も重要ではあるが、位置の正しさより、力みがなく、すぐに自由に動ける姿勢の状態を良い姿勢としています。

姿勢・動作の階層

何かの動作(スポーツなど)では、普段からの姿勢は重要。

Step1:立位姿勢

Step2:歩行などの基本的な動作

Setep3:各スポーツ固有に見られる専門的な動き

当然だが、Step1:姿勢が悪い人は、第2段階・第3段階の動作が良いだろうとは考えにくい。

Step1:姿勢は良いけど、歩き方が悪いとスポーツ動作では、身体のどこかに負荷がかかり、パフォーマンス低下や故障に繋がる。

だから最初の姿勢は大切!

Good useな姿勢が大事!

PostureからActure

モーシェ・フェルデンクライス博士は良い姿勢とは、いつでも、どんな状態でもすぐに動ける状態を良い姿勢と言っていました。

よって、博士はアライメント(左右対称など構造的な視点)の概念をあまり重要視しませんでした。

postureよりacture(もちろん造語)を好んで使いました。

博士のいうactureとは、ある位置から準備動作なしに、より沢山の事・行動をとれるような状態にいる事で、この状態でいる事が良い姿勢であると考えていました。

 

下記の書籍は参考になります。

肉体改造が裏目に出て筋肉のバランスが崩れる・・・鈴木尚広式体軸トレーニグ

 

「上手な使い方」(good use)には自由という意味が含まれ、自由とは位置ではなく状態のことである。一見良い姿勢に見える人でも、身体がひどく硬直し、・・・関節が硬く固まっているので、何かをしようとすると、実際に必要とするよりも大きな労力を費やさなければならない。これが、「良い姿勢だが、下手な使い方をしている」例である。・・・ランニングを極める

 

もともと、体は気持ちよく歩きたがっているのです。歩くことで身体が気持ちよくなれば、気分もよくなる。気分がよくなれば何をするにも楽しく、毎日が充実してくるのです。・・・歩き革命

脛骨と腓骨の機能分化

脛骨と腓骨の分化

 

脛骨は体重支持

腓骨はショック吸収や足からのねじれに関与します。

それぞれ違う機能を担う二つの骨が未分化のまま、一本の骨のように使われてしまうとバランス能力が低下するし、足部から伝達されるパワーが低下しパフォーマンスもさがります。

さらに脛骨と腓骨が未分化のまま使っていると足首はもとより膝、股関節、腰、背骨、肩甲帯への影響が多大。

平成30年3月19日〜23日までの5日間行われたアラン・クェステルによるフェルデンクライス・アドバンスコースでは、踵の前に重心がかかるようにすると立ちやすく、歩きやすくなることを学んだ。

アラン・クェステル氏の写真はフェルデンクライス・ジャパンのウェブサイトから

 

踵の前に重心が来ることは、脛骨の軸を身体の重さが通っていること。

この改善には身体感覚を高めて、脛骨で体重を支持するように身体の再教育を行うことだ。

脛骨で体重を支持するように身体の再教育訓練する、もっとも手軽にできるのがUボードワーク。

このボードを使い、古里尚也先生が組み立てたプログラムを実践すれば、この機能が劇的に改善することを実感します。

開発者である理学療法士の古里尚也先生、ありがとうございます。