美しいフォームは、動きの流れがある。
エネルギーの流れと言ってもいい。
とりわけピッチング動作は
足関節→膝関節→股関節→骨盤→体幹→肩関節(肩甲帯)→肘関節→手関節→指へと順を追って流れている。
エネルギーが流れていく過程の中で、エネルギーが増幅して最後の指先から放出されなければならない。
エネルギーが増幅して伝わっていくにはリラックスが流行り重要
足からのエネルギーと体幹のエネルギー
特にここで重要な機能が肩甲帯
胸郭の上を肩甲骨が自由に動けることはとりわけ重要な要素となる
美しいフォームは、動きの流れがある。
エネルギーの流れと言ってもいい。
とりわけピッチング動作は
足関節→膝関節→股関節→骨盤→体幹→肩関節(肩甲帯)→肘関節→手関節→指へと順を追って流れている。
エネルギーが流れていく過程の中で、エネルギーが増幅して最後の指先から放出されなければならない。
エネルギーが増幅して伝わっていくにはリラックスが流行り重要
足からのエネルギーと体幹のエネルギー
特にここで重要な機能が肩甲帯
胸郭の上を肩甲骨が自由に動けることはとりわけ重要な要素となる
スウィング動作において、リラックスがしっかりできれば筋力がしっかり発揮できるし、スウィングスピードがあることは今まで書いてきたが、
では、そのリラックスとは・・・と尋ねられると、この言葉のイメージはまちまちだと思います。
ここでは、完全にリラックス(脱力)して、立ってもいられないほど、すべての力を抜いてしまうのではなく、
高岡英夫氏の著書である「究極の身体」から言葉をおかりすると、立つことを例にとると「立つためのギリギリの筋出力で立つ」と表現されています。
つまり、立つために必要な全身の筋肉を最小の筋出力に抑えるということになります。
この真反対になる言葉が「力んでいる状態」。
もしくは全身の筋緊張のコントラストがありすぎる状態とでも表現できるかな?
例えば、立位姿勢において腰部の筋肉と大腿四頭筋(太ももの前側)が硬く緊張して、腹部と臀部(お尻)が緩んでいるような筋緊張のアンバラスがあるとき、力みが明瞭化してきます。
リラックスした状態で立つとは、つまり骨格で立つこと。
これはフェルデンクライス博士がなんども言われていることで、身体を支えるのは骨格で、ある状態の姿勢から違う姿勢に変化するときに筋肉を使うように説明されています。
実は私は、リラックスして綺麗な姿勢で立ってるつもりでした。
しかしよく、自分を観察してみると反張膝が強くなってきており、ふくらはぎがパンパンになって、大腿四頭筋が緊張している状態が当たり前になっていることに気づきました。
いつの間にか癖になっているので、骨で立っているかどうかわからないことがあるのでフェルデンクライスのレッスンなどで自分自身に気づく機会を持つことも大切になります。
下の写真は、アラン・クェステル(フェルデンクライス・トレーナー)のアドバンスコースで学んだもので、足底に鉛筆より二周りくらい大きいものを入れるなどして、踵の前に体重がかかるようにすると、下腿が比較的垂直に近い位置に来て骨で立つ感覚を身につけやすくなります。
フェルデンクライス博士は良い姿勢をいつでも、どんなときも、直ぐに動ける状態にいることを良い姿勢と言っていました。そしてこの状態のことをActureと表現したのです。
Actureとはフェルデンクライス博士の造語ですが、静的で動かない状態をPostureと表現していることに対するユニークが入っています。
良い姿勢は直ぐに動ける状態でいることとは、リラックスした状態にいること。
リラックスした状態にいるとは骨格で身体を支えている状態でいること。
骨格で支えているためには、ゆらゆら動いて重心を探し続けれる状態のこととも言えます。
バットのグリップをしっかりと握り保持すると、手首周囲から腕にかけて筋緊張は高まります。
ほんの少しでもバットが傾くとさらに手首の筋肉は緊張が高まります。緊張が高まると動きが窮屈になり、自由に動き続けることが困難になります。
バットを手のひらで支えるようにすると、重心バランスを微調整しながら支えます。
この状態でしたら、直ぐに動けます。
直ぐに動けるということは、腕のスウィングスピードを上げやすくなることにつながり、野球のピッチングやバドミントンのスマッシュに生きてきます。
もう直ぐ、
と言う本が今度出版されます。
非常に楽しみな本です。
Amazonの紹介を見ると
肩甲骨を自由自在に操れる者こそスポーツを制す!
スピード・パワーが爆発的にアップ
眠っていた潜在能力を引き出し、ハイパフォーマンスを発揮できる身体に変わる
トップアスリートの共通点は”肩甲骨”の使い方にありとある。
以前から紹介している肩甲骨の重要性がこの本からも学べるかと思うと、到着するのが待ち遠しい。
そういえば
ボルダリング世界王者 楢崎智亜選手が以前テレビに出ていたときも肩甲骨の重要性が特集されていましたね。
そこでの説明によると
肩甲骨が立甲ができるくらい柔軟性と安定性があれば、上肢のパワーに貢献できるし、より遠くの岩を掴むと言う意味でも重要な機能と説明されています。特に肩甲骨の持っている可動域を全部使ってパワーを発揮しているのが、彼の強さでもあると説明されています。
筋肉は伸ばされると、元の長さに戻ろうとして筋収縮を発揮する。
例えば、野球のピッチャーの胸が伸ばされるた後に、戻ろうとしてスウィングが起きるのがそれである。
筋収縮は、筋線維の中の「太いフィラメント」と「細いフィラメント」という2種類のミクロな線維状の構造が滑り合うことによって起こると考えられています。
この太いフィラメントと細いフィラメントがお互いに滑り合い、筋節の中央方向に向かって力が発生することによって収縮が起こり、筋力として発揮されます。
最大張力を発揮するために一番いい筋節の長さ、これを「至適筋節長」といいます。筋節長というのは、筋線維の長さと同じ意味なので、筋線維として力を出すのに一番いい長さであるとも言えます。
至適筋節長は、各部位でも、関節の角度でも変わってくると言われているので、どの位置がもっとも至適筋節長となっているのかという絶対値ははっきりとはわかりませんが、感覚的にはリラックスした状態とも表現できそうです。
リラックスした位置とは、体全体と見たときに無駄な力みがなく、いつでもすぐに動ける状態で入れるところ。
フェルデンクライス博士は、この状態をActure(Postureに対する造語)と呼んでいます。
野球やバドミントンを行うとき、脊柱周りの筋肉のリラックスは重要。
速い動きや反応するときには、全身の力を抜き、身体の重さを最下部におけるような状態を作ることが重要。
図のようにリラックスすれば、収縮幅がひろがり、その分収縮力がアップするのです。
桑田真澄さんが藤波選手への助言が素晴らしかった。
さすが、私のもっともモデルにしていた偉大なる投手!
藤波選手へのの助言で、
そのことを自転車に例えて、
自転車でスピード出すには?
ハンドル頑張る?
足頑張る?と質問!
当然、足が頑張りますよね!
自転車のスピード出すのに、腕を優先的に頑張ることはしない。
ピッチングはじめスウィグ系の動作はほぼ共通していると思っています。
バドミントンのシュマッシュやハイクリアも同様です。
腕を早くスウィグするために、腕力を優先的に使うのではなく、腕は勝手にスウィングされるように使うのです。
桑田真澄さんと藤波選手の対談!